第1回: WEB制作の全体像とHTMLの基礎
この回の目標
- WEB制作の流れ(企画 → デザイン → コーディング → 公開)を説明できる
- HTMLの役割を「構造を作るもの」として理解している
- 見出し・文章・画像を使ったシンプルなHTMLページを自力で書ける
- コーポレートサイトの“土台”を作れる
この講座のゴール
コーポレートサイトを
1人でコーディングできるようになる
TOP
├─ 会社概要
├─ サービス
├─ 採用情報
└─ お問い合わせ
- 企業サイト(5〜6ページ想定)を一人で制作できる
- デザインを見てhtmlを組み立てられる
- コピペではなく構造を考えてかける
- 軽めの修正・追加依頼なら対応できる
時給案件・小規模案件OKライン
WEBサイトの制作フロー
一般的な制作の流れ
目的・ターゲットを決める
ページ構成を考える
デザインを作る
コーディングする
webサイトとして公開する
要件定義
- サイトの目的は?
- 誰に向けたサイト?
- 何をしてもらいたい?
- 商品を買って欲しい
- お問い合わせを増やしたい
- ブランドイメージを伝えたい
「何のためのサイトか」を言語化する工程
設計
デザイン前の設計図=ワイヤーフレームを作成
- 情報の順番
- 必要なコンテンツ
- ページ構成
ここでは 見た目より構造が大事 です。
デザイン
デザインカンプ作成
フォント・カラー・写真などを含めた完成イメージを作ります。
- 見た目の印象
- ブランドイメージ
- 余白やレイアウト
コーディング
デザインカンプをもとに、HTML・CSS・JavaScriptを使って Webページとして形にします。
デザインを「ブラウザで動く形」に翻訳する作業
公開
サーバーにデータをアップロードし、インターネット上からアクセスできる状態にします。
ローカル
Webサーバー
ローカル
コーディングとは何か?
コーディングとは、
デザインカンプをもとに
HTML / CSS / JavaScript などの言語で
Webページに翻訳する作業
- HTML:情報や構造を配置する
- CSS:見た目を整える
- JavaScript:動きや反応をつける
今日はこの中の「HTML」だけに集中します。
フォルダ構成と拡張子
project/
├─ index.html
├─ css/
│ └─ style.css
├─ js/
│ └─ script.js
└─ img/
- .html:HTMLファイル
- .css:CSSファイル
- .js:JavaScriptファイル
ファイルごとに役割を分けるのが基本です。
開発環境の準備
この講座では、テキストエディタとして Visual Studio Code(VSCode) を使用します。
インストールができればOKです。細かい設定は後回しで問題ありません。
HTMLの基本構造
Webページの基本的な構成
- ヘッダー
- メインビジュアル
- コンテンツ
- CTA(行動を促すエリア)
- フッター
HTMLでは、この「構造」を表現します。
<header>…</header>
<main>
<section>…</section>
<section>…</section>
</main>
<footer>…</footer>
<header> |
ヘッダー※ |
|---|---|
<main> |
主要コンテンツ部分※ |
<section> |
各コンテンツ(会社案内・サービス・特徴など) |
<footer> |
フッター※ |
タグの考え方
-
<タグ>:開始タグ -
</タグ>:終了タグ
タグで囲まれた部分が「意味」を持つ
HTMLは「見た目」ではなく意味を決める
ネスト構造
HTMLは箱(ボックス)が入れ子になった構造でできている
ページ
└ セクション
└ コンテンツ
└ テキスト
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプル株式会社</title>
</head>
<body>
<header>
<h1>サンプル株式会社</h1>
<nav>
<ul>
<li><a href="#">会社概要</a></li>
<li><a href="#">サービス</a></li>
<li><a href="#">お問い合わせ</a></li>
</ul>
</nav>
</header>
<main>
<section>
<h2>私たちについて</h2>
<p>サンプル株式会社は〇〇を提供しています。</p>
</section>
</main>
<footer>
<p>© 2026 Sample Inc.</p>
</footer>
</body>
</html>
Webサイトは箱の中に箱が入る構造で作られている
自分で書いてみよう
「架空の会社のトップページ」
次のコードをVSCodeに書いて、ブラウザで表示してみましょう。
- 会社名を考える
- メニューを3つ作る
- 説明文を書く
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>__________</title>
</head>
<body>
<header>
<h1>__________</h1>
<nav>
<ul>
<li><a href="#">____</a></li>
<li><a href="#">____</a></li>
<li><a href="#">____</a></li>
</ul>
</nav>
</header>
<main>
<section>
<h2>__________</h2>
<p>__________</p>
</section>
</main>
<footer>
<p>© __________</p>
</footer>
</body>
</html>
書く内容のヒント
<title> |
ページの名前 |
|---|---|
<h1> |
ページの見出し |
<p> |
説明文 |
<alt> |
画像の説明文 |
ファイルパスについて
<img src="./img/sample.jpg">
./img/sample.jpg のように、
今いるファイルから見た位置を書く方法を「相対パス」といいます。
Web制作では、基本的に相対パスを使います。
画像を表示してみよう
配布フォルダの中にある 「img」フォルダの中の画像を表示してみましょう。
ヒント
imgタグを使う- srcに「今いる場所から見た位置」を書く
- altには画像の説明を書く
まとめ
- HTMLは「構造」を作る言語
- 企業サイトは「セクションの集合体」
- 見た目より先に“意味”を作る